2月15日は仏教を開かれたお釈迦様が涅槃に入られた日になります。
快光院では毎年この時期になると涅槃図が本堂に提げられております。
涅槃図というのは、お釈迦様の涅槃の様子が描かれた絵のことで、横たわるお釈迦様を中心にして、お弟子様方や諸菩薩、仏教を守護する神々、在家信者、動物などがお釈迦様を囲み悼んでいます。この時期になると、寺院の各所で涅槃図が御堂などに掛けられて、寺院によっては法要が勤められています。
涅槃会(ねはんえ)
お釈迦さまが入滅された2月15日に勤める追悼報恩のための法要で、釈尊三大法要の一つ。「涅槃」とはさとりの境地、苦しみが消滅した状態を意味し、そこから、お釈迦さまがこの世での命を終えたこと（入滅）により身体的な苦からも脱して完全な「涅槃」に至ったとすることから、お釈迦さまの入滅を「涅槃」と称しています。
この法要では、入滅された時の様相を描いた涅槃図を掲げ、ありし日のお釈迦さまを偲びます。涅槃図には、中心に横たわるお釈迦さまが、周囲には弟子たちをはじめ、菩薩、天界の神々、さらには動物や昆虫までもが集まってお釈迦さまの死を悼んでいる様子が、詳細に描かれています。
今年は、2月8日頃より涅槃図を本堂に掛けてお祀りする予定です。この時期だけの公開ですので、ぜひお参りください。
